2021.10.09

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大小島真木(おおこじま まき)さん 作品展示と販売のお知らせ

現代美術家・大小島真木(おおこじま まき)さんの作品展示がアートウォールで始まりました。展示タイトルの〈ヘテロトピア〉は、〈異なる場〉を意味する言葉です。

角川武蔵野ミュージアムの展示、《綻びの螺旋(ほころびのらせん)》とあわせてぜひご鑑賞ください。

※作品は一部を除き、ご購入いただけます。​



大小島真木 展〈ヘテロトピア〉

パンデミックと呼ばれる事態となって2年近くの月日が経った。

にわかに変わってしまった暮らしのなかで、生きること、死ぬこと、私たちを不意に隔てた種々の距離、結界、それでも私たちを否応なしに関係づけていくあの綻びについて、あらためて考えさせられた。

そんな日々のなかで始めたことのひとつに陶芸がある。無数の死の堆積である土を捏ね、造形し、摂氏1000度を超える熱によって焼成したものを釉薬で彩り、再び焼成する。終わりの見えない災禍の日々を、私は人類にとって最も原始的な造形技術のひとつである陶芸に打ち込みながら過ごしていた。

ここに集めたのはいずれも、この2年で制作した陶器たちだ。モチーフは様々ある。移ろいゆく世に呼応するように想像力もまた散乱した。

展示タイトルの〈ヘテロトピア〉は、こことは〈異なる場〉を意味する言葉。思い描いたのは、ここではないどこか、ではなく、ここにあり、だけどこことは異なって見えるどこか。




大小島真木 Maki Ohkojima

1987年東京生まれ。現代美術家。異なるものたちの環世界、その「あいだ」に立ち、絡まり合う生と死の諸相を描くことを追求している。2009年トーキョーワンダーウォール賞、2014年VOCA奨励賞受賞。2017年にはアニエス・ベー主宰による海洋調査船タラ号のプロジェクトに参加。 主な個展に「骨、身体の中の固形の海。- 植物が石化する。」(HARUKAITO、東京、2019)、「鯨の目」(パリ・アクアリウム、フランス、 2019)、「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして」(第一生命ギャラリー、東京、2015)など。公開制作「万物の眠り、大地の血管」(府中市美術館、2018)。グループ展に、「森と水に生きる」(2021年、長野県立美術館)、「Re construction 再構築」(2020年、練馬区立美術館)、「いのち耕す場所」(青森県立美術館、2019)、瀬戸内国際芸術祭・粟島に参加。